在庫管理(セルモン処分、廃棄)
在庫管理(セルモン処分、廃棄)
Amazon販売における在庫ダブつき対策
Amazon販売における在庫管理で最も注意すべき課題の一つが「在庫のダブつき」です。(在庫切れは、機会損失を防ぐために迅速な納品が求められます。)
現状の課題:Amazonセラーセントラルには、商品ごとの月次販売数を簡単に比較・分析できる標準機能がまだありません。そのため、Excelなどで独自の販売管理表を作成し、売れ筋や在庫状況を正確に把握しておくことが重要です。
季節変動、競合他社の出現、トレンドの変化など様々な要因で、これまで順調に売れていた商品が急に売れなくなることがあります。その結果、FBA在庫が許容範囲を超えてしまうことは珍しくありません。特に大型商品や重量のある商品は、在庫保管手数料が高額になりやすいため、早期の対応が求められます。
【最重要】原因究明と適切な対応
まず、なぜ在庫がダブついてしまったのか、その原因を徹底的に分析することが不可欠です。原因が特定できれば、それに応じた最適な対策を講じることができます。
原因究明と改善が可能なケース
対応策:価格設定の見直し、商品ページの改善(キーワード、画像、説明文の最適化)、広告戦略の調整など、具体的な改善策を実施します。
改善後、Amazonのセールやクーポン、さらに外部販売委託サービスセールモンスター(セルモン)などを活用して販売を促進し、在庫の回転率を上げ、適正在庫数に戻すことを目指します。
原因不明または改善困難なケース
対応策:明確な原因が特定できない、または改善が難しい場合は、カンフル剤として期間限定のセールや大幅な割引を実施し、短期的な販売数増加を目指します。
この際もセールモンスター(セルモン)の活用は有効です。セルモンは、在庫処分を目的とした外部の販売チャネルであり、登録も比較的簡単で、無料利用枠も提供されている場合があります。積極的に情報収集し、活用を検討しましょう。
FBA在庫の返送
上記のような販売促進策を講じても在庫が減らない場合、FBA倉庫から在庫を返送する選択肢があります。返送には1商品あたり通常数十円程度の費用がかかります(料金はサイズや重量により変動)。
判断基準: 在庫保管手数料と返送料を比較検討します。非常に小型で軽量な商品で、月々の保管料が数円程度であれば、すぐに返送せず長期在庫保管手数料が発生する直前まで様子を見ることも一つの手です。
長期在庫保管手数料: FBA倉庫での保管期間が一定期間(例:271日以上など、時期により変動)を超えると、通常の在庫保管手数料に加えて長期在庫保管手数料が課金され、期間が長くなるほど増額されます。このペナルティを避けるため、セラーセントラルで在庫の自動返送/所有権の放棄設定を検討しましょう。自動返送/所有権の放棄のタイミングは、1か月から12か月の間で任意に設定できます。
出品終了と在庫処分
商品性の問題、市場の変化、競合の激化などにより、もはや出品を継続する価値がないと判断した場合は、以下のいずれかの方法で在庫を処分します。ケースバイケースで最適な手段を選択しましょう。
売り切り処分: セールやセルモンを活用し、赤字にならない範囲で段階的に値下げを続け、在庫がなくなるまで売り切る。最終的には原価割れも覚悟する場合も。
他販路での処分: FBAから在庫を返送し、メルカリ、ヤフオク、買取業者などを通じて地道に処分する。在庫数が多い場合は手間と時間がかかりますが、廃棄よりは回収できる可能性があります。
アマゾン在庫買取業者への売却: 在庫買取業者は契約した料金に基づいて、通常は商品価格の5~10%に相当する総回収金額で在庫を買い取ります(注: Amazonではその金額を保証していません)。 支払いを受け取るのは、在庫買取業者への売却依頼を送信してから60~90日後になります。 詳しくは、詳細はこちらおよび利用規約をご覧ください。
FBA寄付プログラムについて
Amazonでは、FBA在庫の所有権を放棄(廃棄)する際に、その商品を慈善団体に寄付する「FBA寄付プログラム」が用意されています。
このプログラムは、デフォルト(初期設定)で「有効」になっている場合があります。セラーセントラルの設定で、寄付プログラムへの参加可否や、寄付対象外とする商品の設定が可能です。社会貢献の一環として検討する価値があります。
1. 予防策としてのデータ管理
定期的な販売データ(週次・月次)の記録と分析を徹底し、在庫のダブつきを未然に防ぐ体制を構築します。Excelやスプレッドシート、専用ツールなどを活用しましょう。
2. 早期発見・早期対応
在庫回転率の低下や販売数の減少傾向が見られたら、放置せずに早期に対応策を検討します。長期在庫保管手数料が発生する前に手を打つことがコスト削減に繋がります。
3. コストと価値の総合判断
在庫処分の際には、返送費用、廃棄費用、商品の残存価値、再販の手間などを総合的に比較検討し、最も損失の少ない方法を選択します。感情的にならず、冷静な判断が求められます。