総資産計算
総資産計算
月次経営状況把握のための資産管理
総資産計算の重要性
資産は現金のほかに在庫や売掛金、返済金など色々な姿に変わっていくので、月1程度で資産の増減を把握するため計算するべき。
その結果に応じて、適切な行動を考える。
月次の総資産計算は、企業の健全性チェックと戦略決定の基本となります。現金だけを見ていては全体像が把握できません。
計算に含める主な資産項目
1
現金・預金
手元の現金、銀行口座残高
2
在庫資産
自社倉庫在庫、Amazonなどの倉庫在庫(FBA在庫)
3
売掛金
販売プラットフォームからの未入金額、顧客からの未回収金
4
前払金・前払費用
仕入先への前払金、保険料等の前払費用
5
固定資産
設備、備品、ソフトウェアなど
計算に含める主な負債項目
1
買掛金
仕入先への未払金
2
短期借入金
1年以内に返済予定の借入金
3
未払費用
発生しているが未払いの経費(広告費、手数料など)
4
長期借入金
返済期間が1年超の借入金残高
5
未払税金
発生しているが未納の税金
総資産計算のプロセス
データ収集
- 各口座の残高確認
- 在庫数量×原価の計算
- 売掛金額の集計
- 負債額の確認
計算方法
基本的な計算式:
総資産 = 資産合計 – 負債合計
前月比や前年同月比も算出すると傾向が分かりやすくなります。
記録と分析
月ごとの推移をグラフ化し、以下の視点で分析します:
- 資産構成の変化
- 増減の原因特定
- 季節変動の把握
- 成長率の確認
計算結果からの判断と対応
増加傾向の場合
- 現状維持:順調な成長の場合は、現在の戦略を継続
- 成長加速:好調の場合、投資や事業拡大を検討
- 資金活用:余剰資金の運用や新規事業への投資を検討
減少傾向の場合
- 原因分析:減少の根本原因を特定(季節要因か構造的問題か)
- コスト見直し:不要な支出や非効率な部分の削減
- 在庫適正化:過剰在庫の削減と回転率向上
- 販売戦略見直し:価格戦略や商品構成の再検討
月次資産管理で経営の舵取り
総資産の定期的な計算と分析は、ビジネスの健全性を把握し、適切な経営判断を行うための基礎となります。現金だけでなく、在庫や売掛金、返済金などを含めた全体像を月1回は確認し、資産の増減傾向から次の一手を考えましょう。
特にEコマース事業では、在庫や売掛金の変動が大きいため、定期的な総資産計算は事業の現状把握と将来予測に不可欠です。データに基づいた冷静な判断で、安定した成長を目指しましょう。
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1
月次データ収集
2
総資産計算
3
増減分析
4
戦略決定・実行